「月給が低い」「賞与が少ない」「もっと休みが欲しい」「残業がない職場がいい」。こういった不満も、転職したからといって解決されるとは限りません。待遇はいくら良くなっても更に欲が出るものだからです。「もっと給与が欲しい。」「もっと休みが欲しい。」という欲には際限がありません。転職先が将来、業績悪化に陥り収入が減ったり、残業が増えたりすることだってありえます。どこの会社にいっても不満を持つ可能性はあるのです。その度に転職をしていたらキリがありません。
給与水準に関しては、業界の平均と比べて低くないのであれば、今いる場所で待遇を上げていく努力をするほうが良いと思います。まずは実績を積んで、実力や自信をつけることを優先することをオススメします。自信を持てないまま転職をしても、後々苦労することになるからです。目先のわずかな収入アップより、長期的な実力向上のほうが仕事人生全体で見たときにプラスが大きいのです。
ただし、「自分の実力ではもっと貰ってもいいはずだ」と本当に思うのであれば、 評価者である上司に「もっと給料を上げたいのですが、どうすれば良いですか?」 「昇進するために、何が足りていないのでしょうか?」 と、伝えてみましょう。 きっと、一緒になってどうすればいいのかを考えてくれるでしょう。日本人は、真面目に努力していればいつか報われると思いがちです。自分が努力していることをもっと積極的にアピールすべきです。
上司も忙しいので、全ての人に目をかけられるわけではありません。もし、今の会社で成果を上げても給与や待遇が良 くならない。そう確信してから転職を考えればいいのです。